2018年4月15日日曜日

思い出のさくら

前回のブログで書いたように「節目」を見てきた「さくら」 俳人・芭蕉も「さまざまな こと思い出す さくらかな」とよんでいます。ということで、みなさんも「思い出のさくら」ありますか?!

よっちゃんも大変貴重な「思い出のさくら」があります。そこでこの「さくら」にはどうしても会いたいと思い4月8日に「宮木公園」に会いに行きました。Sさん、今年は暖かく例年より早く満開となりましたよ。
この「さくら」については以前に紹介していますが、再スタートということで、再度紹介したいと思います。

数十年前の旧辰野病院時代の出来事です。よっちゃんが主治医を努めていたSさん、Sさんは不治の病におかされており、ある年の4月に「最期の入院」と悟り、入院されました。Sさんは「さくら」が大好きとのことであり、4月半ばに旧辰野病院の近くにある「宮木公園」まで手を取り外の空気に当たりつつ出かけました。その時の満開の「さくら」とそれに負けないような「笑顔」を今でも忘れることができません。その後症状が悪化し、その5月に天に召されました。西行の「願わくば花の下にて春死なん その如月の望月のころ」を想わせる方だったと思い出され、よっちゃんにとって大変貴重な「思い出のさくら」となりました。

これで終わらないのがこの「思い出のさくら」です。2014年の4月中旬のある朝、満開の宮木公園の「さくら」の横を通り過ぎる時に、あの春と全く変わらず咲き誇るさくらが目に飛び込んできました。毎日通う同じ通勤路と同じ風景なのに、なぜかその日のさくらはよっちゃんの心を強く揺さぶり、Sさんの「笑顔」を思い出されました。そこでいてもたってもいられなくなり「思い出のさくら」の話を「よっちゃんの部屋」へ書き込みました。そのすぐ後の事でした。あれから一度もお会いしていないSさんの妹さん が「新しい辰野病院を見に来た」と突然あらわれました。聞くに「よっちゃんの部屋」を見て来たわけではないとの事です。 「噂をすれば影がさす」とは申しますが、正にその通りでびっくりしたのと同時に「よっちゃんの部屋」が導いてくれたような不思議な気持ちに包まれ大変感動しました。あの時ふと目に入った「さくら」も「よっちゃんの部屋」も然り、全ての事は何らかの形で誰かとつながっているのでは、という感覚を覚えました。思うにこの事からますます「よっちゃんの部屋」に力を注ぐようになった気がします。
そこで、4月から再スタート!!ぜひ一度のぞいて見てください。何かがどこかでつながるかもしれません。お待ちしております。
2015年4月には「雪化粧」もしました。
 

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