2014年4月24日木曜日

噂をすれば影がさす

今回は新病院の桜を紹介します。病院入り口付近にあり、ようやく満開となりました。他のところよりやや遅めの満開で、これで見納めかな。
やっぱり桜はいいですね。寒い冬を乗り越え、真っ先にさくら色に花を咲かせ、しかもぱっと散っていく。まさに諸行無常の人生そのものであり、西行のように「桜の下で死にたい」と思うのかな。
ところで昨日、なんと前回のブログで紹介した「S」さんの妹さんが病院を訪ねてきました。もちろんあの時以来の訪問で、「新病院を見たくてきた」ということで(妹さんは辰野町から遠く離れたところにお住まいです)なんでこのタイミングでと、とても驚きと感激でいっぱいになりました。そこでラウンジから宮木公園の桜を眺めながら思い出話に花が咲きました。「噂をすれば影がさす」というのは、まさにこのことかと、大変うれしくなりました。


宮木公園の桜(病院より)

2014年4月21日月曜日

宮木公園の桜

写真は旧病院の近くにある宮木公園の桜であります。この公園は穴場的な所で訪れる人も少なくゆっくりと桜を楽しめます。今年もきれいに咲きましたよ。ここの桜を見ると、西行の「願はくは花の下にて春死なむその如月の望月のころ」を思い出します。
「できれば桜の下で死にたい」という思いの歌であり、忘れられない患者「S]さん、そのものであります。
Sさんは、不治の病にかかっていたため、外来で定期的に診察をし、約4年間のお付き合いでありました。病状は徐々に悪化し、数十年前の3月に「最期」の入院と悟ってきました。そこでSさんの大好きな桜を「いっしょに見に行きましょう」と約束し、旧病院から近く人も少ない宮木公園を選びました。4月半ばの満開の日、Sさんはお化粧し着飾り、いっしょにがんばって歩いて公園まで行きました。桜を見ながらいろいろな話をし、今でもその時の笑顔を忘れることができません。しかしこの時の本当の気持ちは今でもわかリませんが、5月のはじめに天国へ旅立ちました。この出来事があったために、ここの桜を見ると西行の歌を思い出し、来年もこの桜を見ることができるだろか、またどのような気持ちで接しているだろうか、時間が経つのも忘れて見入ってしまいます。


見守り桜

旧病院の解体工事は順調に進んでおり、外来棟はすでに跡形なく、ついに病棟の解体もはじまりました。そのため、以前のブログで紹介した、春の訪れを教えてくれた「桜」へ近づきにくくなりました。しかし、その「桜」が解体された病棟の隙間から見えるようになり、今まさに満開となって解体作業を見守ってくれています。そこで今年は「見守り桜」となって、今後の作業が無事に進むように見守ってくれることでしょう。




2014年4月18日金曜日

観桜会

昨日、荒神山のパークホテルで「観桜会」が行われました。観桜会といっても純粋に桜を楽しむというよりは、新入職員の歓迎会を兼ねており、楽しい宴会となりました。今年も多くの新しいスタッフを迎え、まだ緊張気味でありましたが、数ヶ月もすると溶け込んでいるのではないでしょうか。
例年、観桜会といっても「桜」の開花は関係ないことが多いのですが、今年に限っては絶好のお花見日和となり、今年の新人にとっていいことがあるのかな!
写真で辰野のお花見スポットも紹介します。

                                  荒神山の桜
                城前通りの桜
                宮木公園の桜

2014年4月15日火曜日

お花見弁当

先週1週間は「慣れない長袖を着て行った学会出張」でひいた「かぜ」がなかなか治らず、苦しみました。(スタッフからは京都で何をしてきたの?と疑われてしまいました)
しかし、どうにか「かぜ」も軽快し、今週から「がんばっていこう」と気合を入れ、さっそく当直を行いました。そうすると、2ヶ月連続して行事食に当たり、今回は「お花見弁当」をいただきました。
実際にこの弁当を持ってお花見にいきたくなりました。今回も味をお伝えできませんので、写真だけで楽しんでください。それからスタッフからのメッセージもいただき「元気100%」となりました。


2014年4月14日月曜日

春の訪れ

今年も旧病院の横にある桜が咲きましたよ。この桜は例年どこよりもいち早く咲き出し、スタッフへ「春の訪れ」を教えてくれました。しかし、今ではその病院も解体工事中で、防音シートに被われてしまい桜もどこか寂しそうです。また、かつて仕事をしていた外科外来も跡形なく、、とても悲しい気持ちになります。
しかし、この桜はこのような逆境の中でも例年以上の花を咲かせ、今年は「春の訪れ」「元気の素」を教えてくれました。









2014年4月7日月曜日

学会報告

4月3日~5日まで外科学会が行われ、京都へ行きました。常勤外科医1名体制になってから全国学会への出張は難しい状況ですが、どうしても5年に1回の外科学会出席が義務づけられているために行ってきました。京都といえばお寺であり、どうしても「今年の漢字」を発表する清水寺へ行ってみたいと思い(清水寺へ行った記憶がないため)午前6時の開門に合わせて出かけ、 さすがに人も少なくゆっくりと参拝できました。この舞台の上で漢字を書くのだなと、あらためてその凄さを感じました。その後、人気のない産寧坂を通って円山公園のしだれ桜を堪能してから、3日間「外科」の勉強をしました。
学会出張は、頭と心のリフレッシュができ、今週からがんばっていこうと思っていましたが、病院を3日間も留守にしていたために「かぜ」をひいてしまいました。以前のブログでも紹介したように正月休みの時も「かぜ」をひき、病院を休むと体調が崩れてしまうということで、いかに「辰野病院愛」ということでしょうか?また、その時のF氏のコメント「慣れない長袖を着て・・・・・」を思い出して、半袖で出かければよかったのかな?!



2014年4月1日火曜日

平成26年度スタート

残念なお知らせです。(T.T) 新年度のスタートというのに、今まで楽しんでいただいていた多くの方に大変申し訳ありませんが「よっちゃんの部屋」閉じさせていただきます。短い間でしたが、ありがとうございました。
というのは、まったくのうそで~す。今日はプリルフールでありま~す。と同時に新年度のスタートであり、新たに7名の仲間が加わりました。
新しいスタッフを見ると、数十年前に辰野病院へ赴任してきた時のことを思い出します。 だれでもそうだと思いますが、この病院に慣れるだろうか、またスタッフと仲良くやっていけるだろうかと不安だらけでありました。しかし、旧病院の講堂から見た伊那盆地の広さ(スタッフの寛大な心がそのように感じさせてくれたのだと思います)とスタッフのあたたかさに触れたのを昨日のように思い出します。
今年度の新人もそのように感じていただけることでしょう。